それでも、心はずっと追われていた気がする
はじめに:この気持ち、誰かに伝えたかった
「仕事早いよね」「要領いいね」
そう言われるたびに、なんだか胸がチクリと痛んでいた。
確かに私は、記録も業務も早く済ませるように心がけていた。
でもそれは、自分のためではなく――
ひとりで鍵を開けて帰る、小学生のわが子が待っていたから。
今もなお、看護業界では「日勤なのに残業」なんて日常茶飯事。
子育て中の看護師が、家庭との両立に悩みながら働いている現実があります。
これは、そんな私の「働くママナース」としての日々と、今だから思う「頼ることの大切さ」を綴ったお話です。
日勤が一番しんどい、と思っていた理由
「夜勤の方が大変でしょう?」とよく言われたけれど、
私は正直、日勤の方がしんどかった。
- 午前中は検温・処置・検査であっという間
- 午後は入退院、指示確認、記録、申し送り…
- 15時過ぎから記録に取りかかろうとしても、新患対応で押していく
- 定時は17時だけど、病棟を出るのは18時、19時なんてザラ
そんな状況でも、私は「できるだけ早く帰りたい」といつも思っていた。
その理由はただひとつ。
家で、小学生の息子がひとりで待っているから。
「早く帰れる人」は、手を抜いてるわけじゃない
同僚に言われたことがある。
「○○さん、いつも定時で帰れてていいな~」
でも、私の中では“ラッキーで早く帰れている”なんて感覚はなかった。
工夫して、必死にやりくりして、ようやく帰れていた。
- SOAPの書き方はパターン化して迷わないように
- メモは箇条書きで、スキマ時間にまとめておく
- 患者さん対応中も、頭の中で記録文をイメージする癖をつけていた
それでも、毎日が“時間との戦い”。
「今日も間に合わなかったらどうしよう」
「また、子どもが1人で夕飯を食べることになるかも」
そんな焦りに、心がずっとざわついていた。
“心の余裕”が、なによりほしかった
看護師として、母として、精一杯やっているつもりだった。
でも、ふとした瞬間に不安が顔を出す。
- 「看護、これでちゃんとできてたかな…」
- 「もう少し子どもと話す時間を取りたかったな」
- 「明日の準備、ちゃんとできてるかな」
そういう“心配ごと”が、私の中では仕事よりもしんどかった。
もっとラクになりたい、でも手は抜けない。
そんな矛盾を抱えて働き続けていた。
ChatGPT?それってどんなふうに使うの?
数年ぶりに現場を離れ、今はライターという立場になってから、ChatGPTというツールに出会いました。
最初は正直、「何ができるの?」「看護師に関係ある?」と思っていました。
でも、試しにこんなふうに入力してみたんです。
「60代女性、術後3日目のSOAP記録の例を出して」
すると、きちんとした記録文の雛形が返ってくる。
もちろん、細かい修正や補足は必要だけど、
言い回しに迷う時間や、文章の“とっかかり”が見つからない苦しさがなくなるだけでも、すごく助かる。
あの頃、もしChatGPTがあったら
もし私が、日々残業に追われていたあの頃にこのツールを知っていたら――
たった5分でも、10分でも、記録にかかる時間が減ったなら。
それだけで、
「今日、どうだった?」と子どもにちゃんと聞く余裕が持てたかもしれない。
- SOAPの例文をヒントに、素早く書けるようになる
- 自分の考えを“言葉にする”サポートになる
- メモから記録文に起こす作業がスムーズになる
看護記録って、「伝わるように書く」のが本当にむずかしい。
でも、それをちょっとだけでも助けてくれるなら、頼る理由は十分だと思う。
ChatGPTって“ずるい”の?それとも“味方”?
最初に抵抗を感じた理由、それは「手を抜いてるような気がしたから」。
でも今なら思う。
頼るって、弱さじゃなくて、“工夫”なんだと。
だれにも迷惑をかけない。
誰かを待たせることもない。
だけど、自分を助けてくれる。
それが、ChatGPTのようなツールのいいところ。
これからも、私は“ちゃんと手を抜いていきたい”
働き方って、「正解」があるようで、実はとても人それぞれ。
でも、もしあなたが今、日勤の残業や家庭との両立で悩んでいるなら――
ひとりで背負い込まずに、「ラクになる工夫」を探してほしい。
「それ、使っていいんだよ」
って、過去の自分にも、今悩んでいる誰かにも伝えたい。
小学生の“鍵っ子”を待たせないために。今すぐできる、記録時短の5つの工夫
✅ 1. SOAPをテンプレ化して「迷い」を減らす
→ 主訴・観察・対応・評価の流れを自分なりに3パターンほど持っておくと◎
✅ 2. 午前中のうちに“箇条書きメモ”を作る
→ 忙しくても「印象に残ったこと」を1行メモするだけでも後が楽に。
✅ 3. よく使う言い回しをスマホにメモ
→ 例:「痛みを訴える」「観察を継続する」などすぐにコピペできるように。
✅ 4. ChatGPTに「このケースのSOAP例出して」と聞いてみる
→ 書き出しのきっかけができると、手が止まらなくなります。
✅ 5. 完璧な記録より“伝わる”記録を意識する
→ 読み手に伝わればOK。速さと質のバランスを意識して◎
おわりに:あなたの「早く帰りたい」には理由がある
看護師ママが早く帰りたいと思うのは、
「自分がラクしたいから」じゃない。
大切な誰かが待っているからなんだと思う。
その想いは、きっと誰かに伝わるし、あなたの中でもちゃんと大切にしてほしい。
今日も、あなたはちゃんとがんばってる。
そんなあなたの毎日に、少しでも“余白”が生まれますように。

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